Pulp Fiction (1994) / パルプ・フィクション

『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)は、1994年のアメリカ映画。クエンティン・タランティーノ監督による作品である。

1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した。その他にも多くの賞を獲得した。

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Pulp Fiction (1994) / パルプ・フィクションのあらすじ

プロローグ

あるレストランにて、柄の悪いいかにもチンピラとおぼしきカップルのパンプキンとハニー・バニーが話をしている。2人は強盗の常習犯で、今も強盗の計画をしている最中である。パンプキンは最近の強盗事情についてひとしきり語った後、今すぐこのレストランを襲おうと切り出す。ハニー・バニーはそのアイデアに賛成、2人はすぐに拳銃を抜き、店内に怒声を発する。ギャングの殺し屋のビンセントとジュールスは、くだらない話をしながら、組織を裏切った青年らの部屋を訪ね、組織の取引の品である黒いアタッシュケースを取り戻す.

ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻

ギャングのボスであるマーセルスから、彼の愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは、彼女の望むまま食事に連れていったり、ダンスを踊ったりして時を過ごす。ところが、帰り際にミアが薬物の過剰摂取で心臓停止に陥り、ビンセントは仕方なく知り合いの売人を頼る。売人の指示通りに注射を行ってミアは蘇生する。

金時計

落ち目のボクサーであるブッチは、ギャングのボスのマーセルスから八百長試合を持ちかけられる。ブッチはこれを引き受けるが裏切り、本来負ける予定の試合に勝利。これによって、弟と共謀してノミで大きな利益を得る。試合後、マーセルスの報復を怖れたブッチは逃走し、恋人のファビアンと街を出ようとするが、父親の形見の金時計をファビアンがブッチのアパートに置き忘れてきたことが発覚する。ブッチはアパートに戻って金時計を回収し、居合わせたビンセントを射殺、その帰路で通りがかったマーセルスを車で轢き、反撃するマーセルスと格闘する過程で両人が質屋に監禁される。質屋の関係者から暴行されるマーセルスをブッチが助けたことにより、八百長の裏切りは免責される。ブッチはファビアンとともに街を出る。

ボニーの一件

「プロローグ」で、組織を裏切った青年2人を殺害しアタッシュケースを取り戻したビンセントとジュールスは、トイレに隠れていた3人目の青年から至近距離で銃撃を受けるが全ての弾丸が外れる。ビンセントとジュールスは、その現場に居たジュールスの知人の男マーヴィンと共に現場を離れ、マーヴィンを後部座席に乗せて自動車で移動していたが、ビンセントがふざけて拳銃の銃口をマーヴィンにちらつかせる。ふとしたはずみでその銃が暴発し、弾はマーヴィンの頭部を直撃、マーヴィンが死亡する。ジュールスとヴィンセントは、ジュールスの友人のジミーのガレージに車を隠す。ジミーは状況を知って激怒。恐妻家であるジミーは、妻が帰ってくるまでに死体を処理しろと言う。ボスのマーセルスに連絡した結果、ザ・ウルフという男が解決のために送り込まれ、車はマーヴィンの遺体ごとスクラップ業者に引き取られる。

エピローグ

場所は「プロローグ」と同じレストラン。「ボニーの一件」を終えたビンセントとジュールスがこのレストランで朝食を摂っていると、パンプキンとハニーバニーのカップルが店内で強盗を始める(ここからプロローグの続きとなる)。パンプキンはジュールスが持っている黒いアタッシュケースを奪おうとする。ジュールスは抵抗するうちにパンプキンの武器を奪い、旧約聖書の記述と絡めた身の上話を聞かせることでパンプキンらの強盗を中止させる。

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