The Hustler (1961) / ハスラー

『ハスラー』(原題: The Hustler)は、1961年製作のアメリカ映画。ロバート・ロッセン監督作品。ポール・ニューマン演じる若きハスラーと、伝説的なビリヤードプレイヤーとの対決を描く。日本ではハスラーは「リヤードをする人」という意味が定着しているが、本来はギャンブルで相手を騙して金を巻き上げる勝負師を意味する。

主役のポール・ニューマンはこの作品で英国アカデミー賞男優賞を受賞した。ミネソタ・ファッツ役のジャビッキー・グリーソン、冷酷な賭博師を演じたジョージ・C・スコットらの演技も高く評価されている。
1961年度のアカデミー賞において作品賞や監督賞を含む8部門にノミネート、そのうち撮影賞と美術賞を受賞した。他に英国アカデミー賞作品賞、ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞助演男優賞など受賞多数。1997年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

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 ・ Apple : ハスラー (字幕版) – ロバート・ロッセン

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The Hustler (1961) / ハスラーのあらすじ

“ファースト・エディ”として知られる若きハスラー、エディ・フェルソン(ポール・ニューマン)。自分こそが最強のハスラーだと信じるエディは、15年間不敗という伝説を持つビリヤードプレイヤー、“ミネソタ・ファッツ(ジャビッキー・グリーソン)”相手に真剣勝負を挑む。一時はファッツ相手に大幅に勝ち越すエディ、だが二人の勝負を観戦するプロの賭博師バート(ジョージ・C・スコット)はエディのことを負け犬呼ばわりする。一昼夜を超える死闘の末、憔悴したエディはバートの言うとおりファッツの強靭な精神力の前に完敗する。

傷心のエディを救ったのは自称「女子大生」のサラ(パイパー・ローリー)だった。エディとサラは互いに惹かれあい、同棲を始める。そんなある日エディはとある酒場でバートと再会、バートはエディを再び負け犬呼ばわりし、ファッツに勝つためにはビリヤードの才能だけではなく精神力が不可欠だと言う。更にファッツと再戦するためには大金が必要であり、その金を得るためには後援者の存在が欠かせないと説くバート。しかし、エディはその申し出を拒絶、自分の力だけで必要な資金を稼ぐと啖呵を切る。

寂れたビリヤード場で以前と同じようにけち臭いビリヤード賭博をしようとするエディ。勝負には勝ったものの、相手のハスラーによってエディは報復に親指を折られてしまう。サラの献身的な介護のおかげで無事骨折が癒えるエディ、そして彼はバートの提案を受け入れることを決意する。

バートの指示に従い、エディとサラは地方の有力者とビリヤード賭博をするためにケンタッキーダービー開催中のルイビルを訪れる。慣れないルールで行われるビリヤード勝負に苦戦し、バートに追加の資金援助を乞うエディ。そんな惨めなエディに対しサラは賭博を止めて一緒にルイビルを立ち去るように懇願するが、エディは聞き入れない。激昂してサラを追い返すエディを見て、バートは賭け金の釣り上げを提案する。

見事相手を打ち破り、大金を手にするエディとバート。一足先にホテルに帰ったバートは、サラを傷つけ弄ぶ。遅れてホテルにたどり着いたエディは、バートの部屋の浴室でサラが自殺したと知る。悲憤と激情に駆られバートに殴りかかるエディ、だが現場検証に来た警官たちに羽交い絞めにされる。

ルイビルで手にした資金を元手に、エディはファッツに再戦を挑む。「勝負に勝つために必要な精神力はルイビルのホテルで手に入れた」と自嘲するエディは、ファッツ相手に勝ち続ける。完膚なきまでにファッツを叩きのめして大金を得たエディを見て、バートは後援者として分け前を要求する。自分を脅迫するバートに対し、彼女が生きていた頃には言えなかったサラへの愛を真摯に語るエディ。そしてエディは人間らしい感情を持たず、ただ勝利にのみ拘るバートこそ負け犬だと非難する。そんなエディに対し、バートは何も言い返せない。

バートを打ちのめし、ビリヤード場を立ち去るエディ。去り際にエディとファッツは互いにビリヤードの腕前を称えあうのだった。

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